教え方の科学

昨年の6月から、「体を鍛えねば!」と思い、ジムに通っています。
やせていて筋肉がないため、このまま年を取ったらまずいことになるのでは・・・と気になっていたのです。

もともと運動は全く苦手なタイプです。
始めたものの、自分が筋トレをやるなんて、あまりにも柄にあわないというか、「ふんふん」言いながらバーベルを上げている自分に笑ってしまうというか、格好のつかなさなが少々恥ずかしくも感じられます。


そういうレベルの、運動弱者とでもいいましょうか、とにかく体育とか運動とかスポーツとか体を動かすこと全般がダメな人間であります。
それでもトレーナーのおかげで、少しづつですが筋トレの効果を実感しながら続けられています。

このトレーナーの指導が、非常にロジカルなのも、私にあっているのだと思います。

どこにどういう筋肉がついているのか、負荷のかけ方によってどのように効果が変わってくるのか。できる時、できない時、それぞれに要因を分析しながら、トレーニングの進め方とその根拠もきちんと説明してくれます。

その知識の豊富さは、彼の努力の結果なのだろうと、いつも感心しきりです。

その「トレーナ―の人すごいな」が高じて、今日のジムの帰り道では、「スポーツ科学の発展すごいな!」というところにたどりつきました(笑)


スポーツや人間の体について研究してくれている人がいて、それを実践に活かせるようにトレーニング方法を考えてくれる人がいて、それを学んで教えてくれる人がいるわけです。


その恩恵を、一流のアスリートでもない自分が、受けられている。一般市民というより、一般以下のスポーツ弱者な自分が、その科学の恩恵を受けられているわけです。

ありがたいこっちゃ。

そして思い出したのが、確か高校生の体育祭のリレーの時。当然走るのも苦手な私ですが、なぜかふと思って、足を速く動かしてみたのです。

私はそれまで、自分の足が遅いのは運動神経が悪いから仕方がないんだ、と思ってその理由を考えたり改善したりしようとはせず、ただ走っていました。
でも、「もっと回転を速めればいいのでは?」と、その時なぜか気づき、やってみたのです。

多くの方にとっては、当たり前のことかもしれません(笑)
でも私には、驚きの発見でした。

走り終ったあと、クラスの体育の得意な女子が、「頑張ったね!」という感じでねぎらってくれて、嬉しかったのを覚えています。

もちろん気づいたところで、ものすごく速くなるわけではありませんが、「もっと早くに、誰かが教えてくれていればなぁ」と思ったのでした。

私は絵も、ものすごく下手です。ささっと上手にイラストを描ける方には憧れますが、自分には無理なことと諦めています。

ですが最近日経の記事で、美術の先生が「デッサンは練習すればうまくなる」と言っているのを読みました。これも、何か指導の仕方があるのでしょうか。
スポーツ科学のような、アートの科学は聞いたことがありませんが、うまくなる方法について、その方法の指導の仕方について、研究が進んでいるのでしょうか。

私のような不器用な人間でも、頭でわかるように説明してもらえれば、うまくなれるのでしょうか。

教えてほしい・・・・・・・!!                                                       

仕事も同じですね。「頑張れ」、「一生懸命やってみろ」と言われるだけでは、何をどうしていいのかわかりません。

具体的に、何をどうすれば、よい結果につながるのか。


ノウハウの可視化やナレッジの共有が重要と言われますが、その「可視化」や「共有」の方法が具体化されていない職場も多いと思われます。
そこをコンサルタントが入って改善したりもしますが、このあたりも、もっと科学が必要なところだと思われます。

ちなみに言えば、私は理科や算数も不得意でしたし、残念ながら語学もだめ・・・ITもだめ・・・まあ不得意なものはいろいろあります。

でも筋トレと同じで、10年後には、私でもできるようになる指導方法が編み出されるかもしれません。

平均寿命が伸びて長い老後が大変そうだと思ったりもしますが、「子どもの時にできなかったことが、あとの人生でできるようになるかも」と考えると、ちょっと楽しく生きられそうな気がしてきます。

(おまけ)

トレーニングの後はマッサージなのですが、最近トレーナーから「肉質がよくなってきてます」と言われます。

「肉質???」と思いつつ( 笑)、まだまだ頑張って継続できそうです。